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最強で最高なオトコ達! 心が燃え上がるおすすめヤンキー漫画11選

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いつの時代も、がっちりとファンの心を掴むヤンキー・不良漫画。バイクにケンカ、たまに恋。仲間とバカをやれる日々が、アツく描かれています。2010年代の最新ヤンキー漫画から、不良が「ツッパリ」と呼ばれていた80年代のヒット作までをピックアップ。不良のかっこよさや派手な抗争はもちろん、元ヤンの返り咲きありSF仕立てありと、バラエティ豊かな11作を紹介します!

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最新のヤンキー漫画おすすめ5作品

まずご紹介したいのが最新のヤンキー漫画です。『新宿スワン』の和久井健先生や『GTO』の藤沢とおる先生の最新作など、要注目作品がめじろ押しです。

『東京卍リベンジャーズ』

東京卍リベンジャーズ
『東京卍リベンジャーズ』 1〜7巻 和久井健 / 講談社

タイムリープでヤンキーだった中学時代に。今イチオシの1作。

『新宿スワン』の和久井健先生が描く、2000年代を舞台にしたヤンキー漫画。特徴的なのは、主人公が時間移動(タイムリープ)の能力を持つことです。

2017年、フリーターとしてうだつの上がらない日々を過ごしていた花垣武道(ハナガキタケミチ・26歳)は、ある日、TVのニュースで、中学時代に付き合っていた女の子・橘日向(タチバナヒナタ)が、東京卍會の抗争に巻き込まれて死んだことを知ります。東京卍會とは、極悪非道な半グレ組織として有名なグループでした。その3日後、今度は武道が駅のホームで何者かに背中を押されて、線路に転落。迫り来る電車に死を覚悟します。

次の瞬間、武道は2005年の同じ日にタイムリープしていました。しかも中学2年の頃の自分となり、周りには友達の懐かしい顔が。その日の出来事を契機に、武道は、まだ高校生中心のヤンキー集団だった、2005年当時の東京卍會と深く関わっていくことになります。

総長・佐野万次郎(通称マイキー)と副総長・竜宮寺堅(通称ドラケン)に気に入られ、東京卍會のトップ2人の人柄を知っていく武道。中学生の武道よりも小柄ですが、ケンカが恐ろしく強いマイキーはカリスマ性に満ちたリーダー。一方のドラケンは強面ですが常識人で、暴走しがちなマイキーをうまくコントロールします。

一方、武道は2005年の日向とも対面します。そして、物語のキーとなるのが日向の弟・直人。どういう理由かはわかりませんが、武道は直人と握手することによって、2017年と2005年を行き来できるようになるのです。2017年には刑事になっている直人は、姉の死という未来を変えるため、2005年の世界で東京卍會の凶暴化を食い止めるよう、武道に依頼します。

未来の日向の死を回避するため、2005年の世界で奮闘する武道。内部抗争あり、他グループとのつぶし合いありという荒っぽい不良の世界にどっぷり浸かっていくことに。やがて、稀崎鉄太(キサキテッタ)という黒幕の存在が明らかになり、激闘が続いていきます。卍會のメンバーや武道の友達にも魅力的なキャラが多く、ケンカシーンもたっぷり。ヤンキー漫画の熱気を味わいながらSFサスペンスとしても楽しめる、今イチオシの作品です。

『東京卍リベンジャーズ』を試し読みする

『SHONANセブン』

SHONANセブン

『SHONANセブン』 1~13巻 高橋伸輔・藤沢とおる / 秋田書店

湘南最強は誰だ! ヤンキー達のトーナメントバトルを描く

『湘南純愛組!』 『GTO』の藤沢とおる先生が原作を担当。両作の主人公である鬼塚英吉(オニヅカエイキチ)の母校・辻堂高校を舞台に、現代の新たな不良達の生き様を描いた作品です。

主人公は、新1年生の黒神一揮(クロカミイッキ)。中学時代はケンカに明け暮れた彼が辻堂高校に入学した目的は、もちろん勉学や部活ではなく、「SHONANセブン」選抜入りでした。

「SHONANセブン」とは、湘南地区の各高校から選抜された7人の不良がトーナメント形式で戦い、湘南最強を決めるイベントのこと。勝ち残った男のいる高校には白ランと7台のZ1R(KAWASAKIの大型バイク)が与えられ、1年間、湘南最強を名乗ることができるのです。辻堂高校はその常勝校、つまり湘南最強のヤンキー校なのでした。

一揮が「SHONANセブン」に参加するには、猛者揃いの辻堂で勝ち上がり、選抜メンバー入りしなければいけません。入学初日からお互いに権勢を振るう1年生のヤンキー達。そんな中、一揮に強いインパクトを与えたのが、入学式で大暴れした横須賀三笠中出身の上條白(カミジョウハク)でした。

金髪を逆立てて、いかにもヤンキー然とした一揮と、知的なメガネ美男子でありながら、「白い悪魔」の異名を持つ上條。お互いを強く意識し合う2人を中心に、まずは1年生vs1年生の「SHONANセブン」選抜トーナメントが始まっていきます。

卑怯な手を使うキャラクターも登場しますが、そのような手合いは基本的にザコキャラ。学校でも路上でも可という、場所を選ばないタイマン勝負の選抜トーナメントを、ケンカ自慢の男達がプライドをかけて戦います。そして、一揮の活躍に熱い視線を送るのが、2年生の美少女・桐生院マドカ。アイドルグループSF14のセンターを張る女の子で、一揮を「伝説の男の弟クン」と呼びます。一揮の兄はかつて「SHONANセブン」のトップに君臨し続けた伝説の不良。今は亡き兄を乗り越え、自分なりの「本物の男」を目指すというのが、一揮の生き様です。

筋骨隆々とした男達による激しいバトルに、マドカや一揮の幼なじみ・柿沢優香といった美少女キャラが彩りを加え、コメディもまじえてストーリーが展開。高橋伸輔先生の作画は美しく、華のあるヤンキー漫画です。

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『OUT』

OUT
『OUT』 1~14巻 みずたまこと・井口達也 / 秋田書店
実録小説が元ネタ。ヤンキーのプライドが伝わってくる作品。

品川祐監督の映画『ドロップ』にも出てくる伝説にして実在の不良・井口達也。本作は井口さん本人が著した「実録暴走回顧録 -OUT-」のコミカライズで、実話をアレンジしたもの。同性同名の井口達也が主人公です。

暴走族「東京狛江愚連隊」の特攻隊長として名を響かせた井口は、警察に逮捕されて、半年間、少年院へ。やがて保護観察処分となり、保護委託を引き受けた西千葉の叔母のもとで働き始めるところから、ストーリーが始まります。

問題を起こせば、即、少年院戻り。しかし、短気でケンカっ早い性格は以前のままで、井口はすぐに、ガンをつけてきた地元の暴走族「斬人(キリヒト)」の副総長・安倍要とタイマンを張ることに。ほぼ互角だったことから2人は認め合い、それをきっかけに、井口は地元のヤンキー達、特に「斬人」のメンバーとの関わりを強めていきます。

一匹狼の井口は、凶暴ですが友情に厚く、好感の持てる男。一方の安倍要は不良ながら、周囲に気配りできるマジメな性格。しかし怒らせると恐い、筋の通った男です。さらに強烈な個性を放っているのが、「斬人」の総長・丹沢敦司。『東京卍リベンジャーズ』に出てくるマイキーは小柄で凶暴な総長でしたが、丹沢もタイプは同じ。女子に間違えられそうなルックスでありながらケンカ無双で頭も切れ、時には残虐性も発揮する、底知れない男です。「斬人」はやがて、近隣地区の暴走族「爆羅漢(バクラカン)」と抗争状態に。丹沢や安倍の戦いに、井口も加わっていきます。

作者の実体験がベースになっているだけあって、心理描写からファッションにいたるまでヤンキーの実態がリアル。彼らの不良としてのプライドが伝わってきます。女性キャラが少なく恋愛要素がほとんどない、硬派な作品でもあります。

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『セブン☆スター』

セブン☆スター

『セブン☆スター』 1〜9巻 柳内大樹 / 講談社

築地の伝説となったヤンキー7人が、再び集結する

高校生ながらヤクザの組を襲撃して、ヤンキー達の伝説になった7人の不良「セブン☆スター」。今はすでに高校を卒業した彼らの現在を描く、元ヤン漫画です。

主人公は、世界一のベーシストを目指しながら、東京湾の観光屋形船の料理屋を手伝っているタクボンこと川谷卓三(通称タクボン)です。「マッドネス(狂乱状態)川谷」と呼ばれ、「セブン☆スター」の7人の中でも特に血の気が多いとされるタクボン。20歳になって丸くなったところもありますが、やんちゃぶりは基本的に衰えていません。

物語はタクボンの地元・築地を主な舞台に展開します。豊洲への移転や東京オリンピックも取り上げられ、現在進行形の東京の姿を描いています。仕事やバンドに精を出し、仲間達と賑やかに飲み明かす日々を送るタクボンでしたが、六本木自由党(ポン党)という半グレ組織の台頭が、彼を「セブン☆スター」現役時代のような抗争の場へと引き戻していくことに。

ポン党を束ねるのは、「ザ・フリーマン」の異名を持つ松田友作。屋形船の客として、松田と出会ったタクボンは、彼の自由奔放な生き方に共感します。その一方、ナレーションでは、二人がやがて激しくぶつかり合う運命にあることが示唆されるのでした。巨大組織のトップに立つ松田は強引な男ですが、単なる荒くれ者ではない不思議な魅力を放つ敵キャラです。

ストーリーが進むに従い、散り散りになっていた「セブン☆スター」の面々とも再会。みんなそれぞれに人生の苦みを経験していて、再会してすぐに昔のようにはならないのがリアルです。少し大人になったヤンキー達の第二のケンカ人生を、見届けてください。

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『元ヤン』

元ヤン
『元ヤン』 1~13巻 山本隆一郎 / 集英社
壮大なスケールで描かれるヤンキー達の戦国絵巻

本作もまた、成人した元ヤン達の活躍を描いた作品です。主人公は、自動車教習所で働く23歳の矢沢正次(ヤザワショウジ)。かつては、地元の紀伊をまとめ上げた伝説の不良集団「紀伊浪(きいろ)」のメンバーでした。

教習所にやって来る現役のヤンキー達になめられながらもマジメに働いていた正次が、不良のスピリットを取り戻すきっかけとなったのが、「紀伊浪」のリーダー・八坂勝男(ヤサカカツオ)の死でした。高校卒業と同時に地元を捨てて出て行った勝男は、5年振りに紀伊に帰還しようとしていたさ中、事故死してしまったのです。事故を起こす少し前、峠の駐車場の壁に勝男が書いた「2015 紀伊浪復活」の文字を見た正次は、伊勢の不良グループ「伊勢酔象(いせすいぞう)」が紀伊の不良達を支配しようとしているのを知って、かつての闘争心を取り戻します。

髪を金髪に染め直し、ケンカ三昧の日々に戻った正次。彼の戦いは一撃必殺。相手の急所を正確に打ち抜き、一発で戦闘不能にしてしまうのです。敵が強ければ強いほど燃える生粋のケンカ師であり、その強さは今も衰えていませんでした。

本作の特徴は全国の不良の戦いを、戦国大名の国盗り合戦のごとく描いていることです。物語の舞台である2015年は、名のあるリーダーが全国に点在する「不良戦国時代」。いったい誰が頂点にふさわしいのか、全国規模の抗争が始まり、正次の前には水戸のリーダー・村雨アキラと薩摩のリーダー・陸王郷士(リクオウゴウシ)が姿を現します。

「紀伊浪」の仲間を再び集めて自らも立ち上がった正次は、水戸への遠征から始めます。「不良戦国時代」というぶっ飛んだ設定と各地を舞台にした戦いを、存分に楽しんでください。

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定番のヤンキー漫画おすすめ3作品

次に紹介したいのは定番のヤンキー漫画です。誰もが一度は目にしたことのある、今やバイブルとなっている作品をご紹介します。

『湘南純愛組!』

湘南純愛組!

完結『湘南純愛組!』 全31巻 藤沢とおる / 講談社

『GTO』の前作にして、ヤンキー漫画の名作

湘南の地に、「鬼爆コンビ」として名をはせた鬼塚英吉と弾間龍二(ダンマリュウジ)を主人公にしたヤンキー漫画。鬼塚英吉は、教師漫画の大ヒット作『GTO』の主人公としても有名なキャラクターです。

湘南ではトップクラスの不良校・湘南極東高校で、1年生ながら全校をシメていた鬼爆コンビ。しかし、ヤンキーとして暴れるより普通の女の子との恋愛を取り、共学校の辻堂高校へと転校。夏休みには出会いを求めて与論島に向かうのでした。

元ヤンの二人が女の子達に翻弄されるコメディとしてスタートした本作。しかし、英吉も龍二も不良としての生き方を完全に捨てることはありませんでした。辻堂高校をシメていた「鎌倉の狂犬」冴島&鎌田コンビとの抗争あたりから、本作はコメディ要素を残しつつも、熱気を帯びたヤンキー漫画へと方向転換していきます。

鬼爆コンビは、中学時代に暴走族「暴走天使(ミッドナイトエンジェル)」を壊滅させた伝説を持っていました。その「暴走天使」が復活し、湘南の暴走族達の激闘が始まると、ストーリーはさらにスケールアップ。一つの抗争が終われば、さらなる強力なキャラが登場し、新たな戦いへ。鬼爆コンビのエキサイティングな日々が続きます。

また、ヒロインが多いのも本作の特徴。鬼爆コンビが与論島で出会い、後に辻堂高校の教師だと分かった村越鮎美、中学時代に英吉を慕い、暴走族「韋駄天レディーズ」のメンバーとなって現れた藤崎志乃美とは切ない恋の物語を繰り広げることに。過酷な過去を持つキャラクターも何人か登場し、人間ドラマにも深みがあります。

リアルなメカニックの描写も魅力で、恋にケンカにバイクと、ヤンキーの青春のあらゆる要素が詰まった名作です。

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『ろくでなしBLUES』

ろくでなしBLUES

完結『ろくでなしBLUES』 全25巻 森田まさのり / 集英社

大都会・東京が舞台。ケンカシーンの迫力がすごい

『ROOKIES』と並ぶ、森田まさのり先生の代表作。週刊少年ジャンプに1988年から1997年まで連載され、90年代にアニメと実写で4度映画化、2011年にはTVドラマ化されました。

主人公はリーゼントがトレードマークの高校生・前田太尊(マエダタイソン)。東京・吉祥寺にある帝拳高校に入学した彼は、1年生ながらボクシング部と応援団の抗争をまとめ上げ、上級生からも「前田さん」と呼ばれる存在に。実質的な帝拳のトップに立ちます。

普段はバカをやっていても、ケンカでは男気を見せる太尊。仲間の危機には身を投げ出す彼を慕って、ストーリーが進むごとに多くのキャラクターが集まってきます。抗争の果てに近隣校のトップ達とも親しくなった太尊は、帝拳に収まらず吉祥寺の不良達の顔になっていくのでした。

一人の強敵を倒せば、さらなる強敵が現れる。他校の不良達との抗争に次ぐ抗争が、本作の最大の特徴です。太尊は東京四天王の一人に数えられ、渋谷の鬼塚、浅草の薬師寺、池袋の葛西といった各地のトップとタイマンを張ることに。さらに、大阪、横浜との抗争へと舞台が広がっていきます。

ボクシングを習っている太尊のケンカは迫力満点。各地のトップも格闘技に通じている者が多く、ストリートファイトなのにプロの格闘家同士のぶつかり合いのようです。また、吉祥寺の井の頭公園や浅草の吾妻橋など、実在の場所がケンカの舞台に。駅のホームでのケンカシーンも多く、フィクションでしかあり得ない不良少年達の活きのいい暴れっぷりには、胸がスカッとします。

また、世界チャンピオンを目指してプロボクサーになっていく太尊の姿や、ヒロイン・千秋とのピュアな恋愛も並行して描かれることに。不良時代の経験を糧に、懐の深い大人に育っていくだろう太尊の姿が印象的です。

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『クローズ』

クローズ

完結『クローズ』 全25巻 高橋ヒロシ / 秋田書店

メインキャラが着こなす不良ファッションにも注目したい

1990年から98年にかけて月刊少年チャンピオンに連載された人気作です。タイトルの『クローズ』はカラスのこと。主人公・坊屋春道(ボウヤハルミチ)が転入した鈴蘭男子高校は、別名「カラスの学校」と呼ばれる県内随一の不良校。悪いヤツらがあまりにも多いため、派閥が乱立する中、春道は異次元のケンカの強さを見せ、鈴蘭にこの人ありという存在になっていきます。

鈴蘭の名のある不良達をほぼ倒してしまっても、トップに君臨して手下を従えようとしないのが春道のいいところ。売られたケンカは買いますし、仲間がやられたら猛烈に怒りますが、徒党を組んでのケンカはせず、どんな多勢にも一人で突っ込んでいく生粋の自由人なのです。鈴蘭の不良達の次は、バイクチーム「武装戦線」が相手に。春道の戦いは続いていきます。

本作における春道の位置づけは、不良達の象徴といっていいと思います。極悪非道で恐れられていた敵キャラが、春道にぶっ飛ばされることで、憑きものが落ちたように生き方を変えていく。そんなドラマが何度も描かれます。

ヤンキー社会の世代交代が描かれているのも、本作の特徴です。春道達が3年に上がると、1年にイキのいいニューフェイスが続々登場。1年同士がトップの座を元気いっぱいに争う中、今まで血気盛んだった上級生達は次第に落ち着き始め、卒業後の将来について考え始めるのです。また、注目したいのが不良達のファッション。スカジャンがトレードマークの春道を始め、メインキャラクターはみんな、カジュアルな服を不良っぽくかっこよく着こなしています。

2007年から2014年にかけて、小栗旬さん・山田孝之さん・東出昌大さんなどをキャストに迎えて3度にわたって実写映画化され、話題になりました。ただし、映画はオリジナルストーリーで、漫画のキャラはごく一部しか登場しません。一方、漫画は続編として『WORST』があり、春道達が卒業した後の鈴蘭高校が描かれています。

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往年のヤンキー漫画おすすめ3作品

最後にご紹介するのは往年のヤンキー漫画です。最新のヤンキー漫画も、定番のヤンキー漫画も、往年のヤンキー漫画からの影響が色濃く残っています。今回ご紹介する3作品は、いずれもヤンキー漫画(ツッパリ漫画)のレジェンドといえる作品です。

『BADBOYS』

BADBOYS

完結『BADBOYS』 全22巻 田中宏 / 少年画報社

広島弁が乱れ飛ぶ抗争シーンが大迫力

1980年代後半から90年代の広島を舞台にしたヤンキー漫画です。主人公は外の世界を全く知らずに育ってきた大金持ちのお坊ちゃま・桐木司(キリキツカサ)。高校2年生の時に、美人家庭教師にそそのかされて、ワルになろうと一念発起。暴走族、ロックンローラー、ロックバンドなどなど、不良といわれる世界に飛び込んでいきます。

序盤は、コメディというかギャグ漫画に近いライトなタッチ。しかしその頃から、時に想定外の強さを発揮するなど、司の底知れないパワーは見え隠れしていました。やがて、司が暴走族・極楽蝶の八代目リーダーを襲名し、他のグループとの抗争が始まると、物語は一気にシリアスに。司の眼光も、お坊ちゃんだった頃が嘘のように鋭くなっていきます。

どんなに強くなっても、生来の優しさがブレないのが司のいいところ。極楽蝶の仲間だけでなく、一度は激しく戦った他グループのリーダーとも絆を深め、さらなる強大な敵に力を合わせて立ち向かっていく姿は、実に男らしいです。

広島が舞台のヤンキー漫画というのは珍しく、不良達が繰り出す広島弁はかなりの迫力。また、司の恋人・久美を始め、各暴走族のヘッドの恋人達も登場。女性キャラの戦いや友情もアツく描かれています。

連載終了から10年以上経った2010年代に映画化・TVドラマ化された息の長い作品。また、『BADBOYS グレアー』『IPPO』といった続編も描かれています。

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『BE-BOP-HIGHSCHOOL』

BE-BOP-HIGHSCHOOL

完結『BE-BOP-HIGHSCHOOL』 全48巻 きうちかずひろ / 講談社

80年代のツッパリ達が時を越えて生き続けた

本作にヤンキーという言葉は似合いません。長ラン、短ラン、ボンタンといった学生服を着て、髪にソリ込みを入れる不良スタイルが特徴。80年代に隆盛を極めた「ツッパリ」達が、本作の登場人物です。

主人公は愛徳高校に通う中間トオルと加藤ヒロシ。リーゼントのトオルとパーマのヒロシはどちらもケンカが強く、一般生徒の方が多い愛徳で不良達の実質的なトップに立っています。学校にはそれなりにマメに通い、休み時間に校舎の裏で煙草を吸いながらダベり、放課後は街をねり歩いて、ガンをつけてきた相手と小競り合いするヒロシとトオル。ツッパリ人生を貫く彼らの姿が、基本的にコメディタッチに描かれていきます。

しかし時には、他校の不良とのガチの抗争が始まることも。たとえば、街なかでケンカをふっかけ、ツッパリのアイデンティティとも言えるボンタンを奪う「ボンタン狩り」で恐れられていた城東工業。トオルが4人に囲まれボンタンを奪われたことで、愛徳コンビの反撃が始まります。時にはケンカがしたくて、よその土地に遠征していくこともあるくらい、凶暴になった時のトオルとヒロシはアクティブです。

しかし二人がいかに強くても、上には上が。時にはボコボコにされたり、みじめに謝ったり、戦う前に逃げ出したりと、トオルとヒロシが漫画の中で、決して最強ではないのがリアルなのです。

1983年から2003年まで連載が続き、ツッパリという言葉が世間から消えた後も人気を保った長寿作。中村トオルさんや、ヒロイン役の中山美穂さんが出演した実写映画も有名です。

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『今日から俺は』

今日から俺は

完結『今日から俺は』 全48巻 西森博之 / 小学館

ある日いきなり不良になった男のヤンキーライフ

「この転校をキッカケに俺は… 今までのノホホンとした生活にオサラバだ!!」

床屋で金髪に染め、転校と同時に不良デビューを目指した三橋貴志。床屋の隣の席には、同じように髪を逆立ててイメチェンを図った伊藤真司の姿がありました。そして二人は偶然、同じ学校に転入し、さらにクラスも一緒に。最初はいがみ合っていた三橋と伊藤でしたが、お互いにケンカが強いことが分かり意気投合。最強コンビになっていきます。

三橋は腕っぷしも強いですが、最大のストロングポイントはずるさです。とにかく悪知恵が働く「ヒキョー」な男で、いつの間にか付いた異名が「金髪の悪魔」。相棒である伊藤を生け贄にして、敵を攻撃するようなエゲツないことを平気でします。タイマンで武器も使えば、不意打ちも得意。根がマジメな伊藤を利用する場面は、枚挙にいとまがありません。それでも伊藤のマジなピンチには、身を挺して助けに入る三橋。2人の友情は確かです。

コメディタッチの日常シーンと、凶悪な不良達とのシリアスな戦いのバランスがいい作品。三橋がヒキョーな分、敵キャラもかなりエゲツない不良ばかりで、特に三橋と伊藤に負ける度に凶暴さを増し、最終巻までやり合うことになる開久高校の相良は、凶悪犯罪者といってもいいレベル。そんな強敵との死闘を乗り越えて、三橋と伊藤は卒業を迎えます。

2018年10月から、賀来賢人さんと伊藤健太郎さん主演、脚本・演出に福田雄一さんを迎えてTVドラマがスタート。連載終了から実に21年経った今、再び注目作になっていきそうです。

『今日から俺は』を試し読みする

終わりに

成人後の主人公が活躍する作品もありますが、基本的に現役のヤンキーでいられるのは10代の限られた時期です。エネルギーを持て余したアウトロー達が、バイクやケンカに熱中する。

いつかは終わっていくのが分かっているからこその一瞬の輝きが、ヤンキー漫画の魅力と言っていいでしょう。そして特筆したいのは、ヤンキーのコミュニケーション力の高さ、友達の多さ。それらがあるからこそ、ヤンキー経験者のみならず、マジメな10代を送ってきた読者をも引きつけるのだと思います。青春の物語を堪能してください。

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