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【ネタバレ注意】『約束のネバーランド』伏線・相関図を徹底考察!

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2019年1月からのTVアニメ化も控え、『このマンガがすごい! 2018』オトコ版1位にも選ばれた、週刊少年ジャンプに連載中の『約束のネバーランド』。サスペンスとしての評価が高く、一部の漫画好きの間では話題沸騰の本作について、相関図による登場人物の関係性のまとめ伏線の考察をしていきます。すでに読んだことのある方は「最新刊を読む前のおさらい」「伏線の考察」に、これから読む方は「概要の把握」にお役立てください。

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※当記事に記載の内容は全て「ぶくまる編集部調べ」です。また、当記事にはネタバレを含みます。

『約束のネバーランド』あらすじ

約束のネバーランド

『約束のネバーランド』  白井カイウ・出水ぽすか / 集英社

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

『約束のネバーランド』を試し読み

『約束のネバーランド』受賞歴

  • 『このマンガがすごい! 2018』オトコ版 第1位
  • 第3回次にくるマンガ大賞コミックス部門 第2位
  • 第63回小学館漫画賞(少年向け部門)
  • マンガ新聞大賞2017 大賞
  • マンガ大賞2017 第6位
  • マンガ大賞2018 第11位

相関図(GFハウス編・1~4巻まで)

※クリックすると別窓で画像が開きます

the-promised-neverland

まずは『約束のネバーランド』物語序盤の舞台となるGFハウス(グレイス=フィールドハウス)での相関図です。

子供たちは総勢38名いるため数が多いのですが、メインとなる登場人物は少なく、理解しやすい相関図です。また、GFハウス編では鬼の個体名は無く、「鬼」としてしか登場しないため、GFハウス編での存在感は薄め。「エマ・レイ・ノーマンVSイザベラ(ママ)」という構図が分かりやすいです。

『約束のネバーランド』第1巻を試し読みする

『約束のネバーランド』をまとめ買いする

相関図(ミネルヴァ探訪編・5巻~10巻まで)

※クリックすると別窓で画像が開きます

the-promised-neverland2

次にGFハウス編が終わった後の展開について。名称は「ミネルヴァ探索編」とします。

ミネルヴァ探索編では多くの人物が登場します。「名前のついた鬼」の登場も、「GFハウス出身者以外の人間」の登場も初めてです。オジさん・ルーカス・オリバーらと共闘し、強力なバイヨン卿・レウウィスと戦うのがミネルヴァ探訪編のメインです。

ウィリアム・ミネルヴァが残してくれたメッセージを元に、この世界の謎を解き明かしていく展開は手に汗握ること間違いなし!

『約束のネバーランド』第5巻を試し読みする

『約束のネバーランド』をまとめ買いする

伏線の考察

ここからは『約束のネバーランド』の伏線についてぶくまる編集部が考察します。憶測を含んだ内容となりますので、あくまで参考としてお読みください。また、ネタバレも含んでおりますので未読の方はご注意ください。

認識番号の謎

GFハウスのみならず、高級農園で育った食用児には認識番号(マイナンバー)が振られています。この番号の意味や統一性について考察をしてみます。

GFハウスの認識番号は「逆」がヒント?

GFハウスの子どもたちの認識番号は全員末尾が「94」であることが分かります。また、イザベラとクローネは末尾が「84」です。そして最も重要なヒントが隠れているのが、第4巻でレイが胎児~幼児期の記憶を伝えるシーン。認識番号「81194」のレイ(新生児)の隣には認識番号「91194」の新生児がいます。「81194」と「91194」は連番である可能性が高い。ということですね。

これらの事実から、GFハウスの認識番号は逆から読むように振られているのではないかと推測できます。

主要キャラの「認識番号」と「認識番号(逆順)」「年齢」をまとめた表を作って確認してみます。

名前 認識番号 認識番号(逆) 年齢
イザベラ 73584 48537 31歳
クローネ 18684 48681 26歳
レイ 81194 49118 11歳
ノーマン 22194 49122 11歳
エマ 63194 49136 11歳
ギルダ 65194 49156 10歳
ドン 16194 49161 10歳
フィル 34394 49343 4歳

 

認識番号(逆)の順と年齢順が対応していることが分かります。主人公3人で言うと49118(レイ)⇒49122(ノーマン)⇒49136(エマ)の順で生まれたということになり、本作でもレイの誕生日は一番早く訪れるので、GFハウスの認識番号は「逆から読むように振られている」というのは濃厚と言えそうです。

認識番号が連番ではない理由

認識番号が「逆さ」に振られていると仮定して、気になる点があります。

  1. GFハウスにいる子どもたちに「連番」がいない
  2. 過去に4万9千人もの食用児がいたのか?

まず「1」ですが、ここでも第4巻で描かれたレイの新生児期の記憶がヒントとなりそうです。原作には「(新生児は)5人ごとに振り分けられ」と記載されています。この「5人ごと」と「4つの高級農園+ラムダ7214」は関連性がありそうな気がします。つまり、新生児の時点で5人の連番ごとにどの農園に行くか振り分けられるために、GFハウス内に連番は発生しない。という仮説がたてられます。

しかし、この仮説にも疑問があります。それは4つの高級農園ごとに異なる認識番号を使用しているということ。第8巻第9巻でも描かれた通り、グランド=ヴァレー農園は「アルファベット2文字・数字3文字・数字3文字」で、グローリー=ベル農園は「アルファベット3文字・数字1文字・アルファベット1文字・数字1文字」という組み合わせになっているようです。食用児の個体を認識するためであれば、新生児期に振られたGFハウスと同じ番号を使えば良さそうですが、あえて変えています。農園ごとに認識番号を入れる場所も異なるため、「農園ごとに分かるように認識番号を変える」というのが鬼の世界では重要な事なのかもしれません。あるいは、「新生児の時点で5人の連番ごとに農園を振り分ける」という仮説がそもそも誤っている可能性もあります。第8巻で鬼のルーチェが

たかがグランド=ヴァレーだろ?

と発言していたことからも、高級農園の中にも格差があり、新生児は平等に振り分けられていない可能性もあります。最上級農園であるグレイス=フィールドには、より上等な子供を選別しており、他の農園とは出自が全く異なるという可能性もあるわけです。ですが、この辺はこれ以上のヒントが無いので、ゆくゆく明らかになっていくことでしょう。

次に「2」の「過去に4万9千人もの食用児がいたのか?」。鬼と人間が交わした「約束」が1000年前ですから、現在の食用児が生まれるペースを元に、この食用児の人数が妥当なのか計算できそうです。

【クローネ⇔エマを基準にした計算】クローネとエマは15歳差。クローネの認識番号(逆)48681とエマの認識番号(逆)49136の差は455。つまり15年で455人、1年に直すと30.33人の食用児が生まれていることになります。年間30.33人の1000年分ですから、30,333人。このペースで試算した場合、49,000という数字は少し多いように感じます。

【イザベラ⇔フィルを基準にした計算】イザベラとフィルで同様の計算をすると年間29.85人の食用児が生まれる計算になりました。1000年で29,851人と、クローネ⇔エマの計算と近い数字になりました。

以上から推測できることは、「直近30年は食用児の生産ペースが年間30人程度で安定しているが、大昔は大量に食用児を生産していた。」というのが有力と考えます。あるいは、昔は技術的に失敗が多かったが、今は安定しているという可能性もありそうです。

ラムダ7214の謎

現時点では謎多き「ラムダ7214」。まず、第11巻時点で分かっていることをまとめます。

  • ウィリアム・ミネルヴァが残してくれた情報によると、2031年時点では「西の果てに建設予定の試験農園」。
  • 2046年現在では既に建設されている。ノーマンが収容されて、GFハウスより高度なテストを受けている。
  • ピーター・ラートリーが研究に使用しているとみられる。
  • ゴールディ・ポンドのアダムはラムダ7214出身。言葉があまり理解できないが、レウウィスを投げ飛ばすほどの力を持つ。
  • レウウィス曰く、アダムは「試食品」らしい。
  • ラムダ7214にはバイヨン卿が出資している。
  • ラムダ7214出身者には認識番号が無い。
  • 人間の他に鬼も収容している。
  • 「Λ(ラムダ)計画」という名前の計画があり、エマ・レイを始めとするシェルターの子供たちは、計画の概要を知っている

第11巻で、ラムダ7214に関する情報がアップデートされました。まず、ラムダ7214にはバイヨン卿が出資していること。そしてアダムは「試食品」として生まれた食用児だということです。レウウィスがアダムに投げ飛ばされた後に「22…」と意味深に考えていたため、アダムは「22」と関係する食用児なのかもしれません。例えばラムダ7214の22番目の食用児、など。

ラムダ7214はどのような農園なのでしょうか?ピーター・ラートリーは「研究」という言葉を使用しているため、これまでの食用児の生産方法とは異なる生産方法を研究している場所だと推測することが出来ます。例えば、「クローンのように人間を量産する」といったことや「特上ランクの食用児の量産」、アダムのように「特異な力を持った食用児」を作る研究など。

気になるのはアダムと一緒に鬼が収容されていたこと。ここは人間を量産するだけの施設ではなさそうです。人間であるピーター・ラートリーが鬼を量産するメリットはなかなか見当たりませんが、もしかすると鬼との戦争用兵器として実験しているものなのかもしれません。

また、第11巻でラムダ7214に収容されているノーマンが怒りに満ちた表情をしていることも気にかかります。その視線の先にはピーター・ラートリーとケースに入れられた6人の食用児。これは推測に過ぎませんが、ケースに入れられた食用児が全員金髪であることから、彼らはノーマンのクローンを作るという実験で生み出された食用児という可能性があるのではないかと推測します。そうであればノーマンの怒りに満ちた表情も合点がいきます。

ノーマンはこの施設から脱獄しなければいけませんから、ノーマンの脱獄タイミングでこの施設の目的が分かりそうです。

7つの壁の謎

「7つの壁」について分かっていることは以下です。

  • エマの望む未来に繋がる(鬼と人間の戦争を起こすわけでなく、秘密裏に子どもたちを逃がすわけでもない)
  • ミネルヴァの残したペンに「7つの壁」に関する情報が残されている
  • ミネルヴァ含め、誰一人七つの壁にはたどり着いていない
  • 七つの壁を超えた先に「■(謎の文字・おそらく鬼側のラスボス的存在)」がいる。彼と新たな”約束”を結ぶことで鬼のいない世界へ安全に逃げられるかもしれない。

現時点で7つの壁に関する情報は以上です。ただし、エマはミネルヴァから電話で「7つの壁を見つけること」を推されましたし、ムジカからも別れ際に「7つの壁を探しなさい」と言われるなど、どうやら多くの人にとっての悲願であるが、誰も到達できなかったのが「7つの壁」のようです。また、「■(謎の文字)」と新たな約束を結ぶことで全食用児を解放できる可能性があるようです。この情報から、まずは「7つの壁」を探すことが『約束のネバーランド』の旅の目的の1つになりそうです。

7つの壁=ネバーランド?

ミネルヴァの残したメッセージによれば、「7つの壁」を探し、新たな”約束”を結ぶと、「鬼のいない世界」へ安全に逃げられるということです。「鬼のいない世界」とは、人間界を指すのでしょうか?それとも別の世界を指すのでしょうか?

ここで推したいのは、タイトルにもなっている「ネバーランド」説。ネバーランドとは『ピーターパン』に登場する、年を取らなくなった子どもたちが妖精とともに暮らす国のこと。7つの壁を探し新たな”約束”を結ぶと、人間の世界でもない、鬼の世界でもない、「ネバーランド」に繋がるのではないかという推測です。未だ「ネバーランド」という単語が作品に登場しないことも不自然ですし、ムジカが「約束は一つじゃない」と言っているシーンもあり、「鬼はネバーランドに行ってはいけないという約束」があるのではと推測します。もちろん、そもそも現在の箱庭状態の鬼の世界を「ネバーランド」と表現して、『約束のネバーランド』とネーミングしたのかもしれませんが…(笑)

レイの父親の謎

レイの母親はイザベラ(ママ)であることが判明しています。そこで気になるのは「レイの父親=イザベラの夫」の存在。作中では父親は描かれることがなく、イザベラが妊娠しているシーンのみ描かれます。第6巻でソンジュがエマたちを「天然でない(=人工の人間)」という理由で食べなかったと語っているわけですから、飼育監であるママたちは人工授精、あるいは体外受精のようなことを行って子供を生むのかもしれません。また、グランマはイザベラのことを気に入っているような描写があったため、イザベラの夫(レイの父親)もネームバリューのある男性であると考えるのが自然です。もしかすると、ウィリアム・ミネルヴァがレイの父親なんていう可能性もあるのかもしれませんね。そう考えれば、ミネルヴァが懸命に送った食用児たちへのメッセージは、「自分の子供が食用児の中にいるから」という動機もあったのかも、なんていう想像も膨らみます。

『約束のネバーランド』は食用児の出自を明らかにしていませんので、現在判明している唯一の事実は「レイはイザベラのお腹の中にいた」ということのみ。レイとイザベラが遺伝子的に親子なのかすら分かりません。この辺の真相解明も楽しみの一つです。

飼育監(ママ)は出産を義務付けられている?

イザベラが出産をしているという事実が判明したため、当然他の飼育監たちも出産を経験している(あるいは義務付けられている)と考えられます。もちろんグランマやクローネも。GFハウスの子どもたちの中に、イザベラの他の子どもやクローネの子どもがいないとも限らないです。あるいは、グランマがイザベラを気に入っている所を見ると、もしかするとグランマとイザベラには親子関係があるのかもしれません。もしそうならば、グランマはレイの祖母ということになりますね。

食用児の親はママやシスター?

もう一つ疑問となるのが、レイ以外の食用児の出自です。ひとつ仮説として考えられるのは、食用児は全員飼育監(ママやシスター)から生まれているのではないか?ということ。もちろん年間30人程度の子供を飼育監からの出産だけで賄えるのかという疑問は残りますが、飼育監の数によっては可能だと考えます。レイはイザベラの胎内で育っていますが、生まれた直後に他の子供達と同様にナンバリング・仕分けをされていたため、飼育監は出産直後に子供と引き離され、自分の子供が誰なのか分からなくなる仕組みのようです。例えばクローネについても、GFハウス内で知らず知らずに自分の子どもと再会していた可能性もありますね。イザベラとレイは肌の色・髪の色が同じという外見上の共通点があるので、同じ肌の色・髪の色の子供は親の飼育監が同じである可能性が高いということも言えるかもしれません。

鬼の言語と宗教、ラスボスの謎

次の謎は鬼の言語について。鬼は基本的には人間の言葉を話します。しかし、第6巻のムジカとソンジュの会話で、ムジカが以下の「鬼独自の言語」を話しています。

▲▲▲▲▲▲▲▲※謎の文字

(なら、どうして全てを教えていあげないの?)

基本的には2人で話す場合も人間の言葉をメインに使用しているように見えますので、「鬼独自の言語」を使用する時にはそれなりの理由があるのでしょう。

鬼独自の言語と宗教は関係がある?

気になる点としては、「鬼独自の言語」はムジカしか使っていない点です。バイヨン卿もレウウィスも人間の言葉しか話しません。ここに関係している可能性があるのが、ムジカとソンジュの宗教です。ムジカとソンジュは『原初信仰』の教義上、エマたちを食べないとしています。「鬼独自の言語」は、この『原初信仰』と関係があるのでしょうか。ムジカ・ソンジュは鬼の中の先住民的な存在で、鬼の起源の言葉なのかもしれません。

ラスボスの鬼

第1巻の最後のページで使われている

それは■(謎の文字)も さぞお喜びになろう

ぬかるなよ。■(謎の文字)の御膳は特別なのだ

というのは、「鬼独自の言語」というよりも「特定の鬼の名前」を指していると思われます。ソンジュも第6巻でこの鬼の名前を口にしていますし、第11巻ではこの鬼が「全ての鬼の頂点に立つ存在」と記載されています。

彼がおそらく『約束のネバーランド』のラスボス的存在であることが推測できます。彼との新たな”約束”の交渉がある程度上手くいくという算段もエマとレイは持っているようです。それに関わってくるのは「もう一つの”約束”」。現時点では明らかになっていません。

天才少年?フィルの謎

これは少しライトな謎です。3人の主人公以外で最も賢いキャラクターといえば4歳児のフィル。

  • ウィリアム・ミネルヴァのモールス符号を解読する
  • レイの引き出しを漁っているクローネ(シスター)に勘付く
  • 農園の真実を伝えられた時に「やっぱり…そうだったんだね」と言う
  • テストの成績も200点を超える優秀さ

4歳児ながら圧巻の勘の良さや賢さを見せてくれます。もしかすると、今後の話のキーを握る存在かもしれません。第1巻・第2巻の表紙で、主役の3人の他にフィルだけがこちらを向いてるのも気になりませんか?

約束のネバーランド
約束のネバーランド

フィルとエマは同じ遺伝子?

これは非常に確度の低い推測ですが、フィルとエマには同じ遺伝子が組み込まれている可能性があると考えています。根拠は第2巻の9話と10話の間にある子どもたちの紹介で、以下3名だけ、このような記載があります。

  • フィル:エマ大好き
  • シェリー:ノーマン大好き
  • マーニャ:ママ大好き

先述の通り、食用児たちの父は不明で人工授精のようなことをしていると考えるならば、父親の遺伝子は子どもたちの間で共通している可能性があります。「フィルは父親の遺伝子がエマと同じ」「シェリーは父親の遺伝子がノーマンと同じ」「マーニャは父親の遺伝子がイザベラと同じ」ということの暗示なのかと深読みしています。これは都市伝説レベルに確度の低い推測です(笑)。

最後に

いかがでしたか?週刊少年ジャンプ連載の作品としては異例の超本格ファンタジー・サスペンス作品である『約束のネバーランド』。エマたちの命をかけた冒険や謎解きに、これからも期待が膨らみます。ぶくまるではこのような考察記事も定期的にUPしますので、ぜひチェックしてみてください。

約束のネバーランド

『約束のネバーランド』  白井カイウ・出水ぽすか / 集英社

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