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今さら聞けない「政治」を漫画で学ぼう!~地方選から国政、そして世界へ~

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昨年末の衆院選は与党の大勝に終わり、第3次安倍政権がスタートした。小選挙区選では、戦後最低だった2012年の59.32%を大きく下回る52.66%となったことから、「政治への関心低下」などの文字が各紙に躍る、お決まりのパターンとなった。

政治不信や関心低下が真実なのかは知らないが、ニュース番組で「小選挙区制では……」とか、「支持層の票が……」とか言われても、イマイチ実感の湧かないという読者も多いのではないだろうか。政治や選挙の仕組みに馴染みがなければ、「知った顔に入れておくか」となるのも致し方ない。

しかし、政治を「駆け引き」という面で見ると、選挙のとらえ方も変わってくる。今回は、そんな駆け引きを楽しむための基礎知識をスマートに学べる漫画作品をピックアップ!

2016年の参院選では、選挙特番や、あの“池上さんのツッコミ”が、もっと面白く見られるかも!?

入門編(地方選)

クニミツの政

『クニミツの政』 朝基まさし・安童夕馬 / 講談社

政治家秘書とは何者か!? そして、「地方選」の裏側とは?

『サイコメトラーEIJI』のスピンオフ作品としても知られる、政治漫画。主人公は、自称中学中退の武藤国光(クニミツ)。政治家を目指して、坂上竜馬の秘書として新千葉ヶ崎市の市長選挙を戦っていく。少年誌向けの作品ということもあり、設定などは必ずしもリアルとは言えないが、選挙戦をめぐるストーリー展開の中で、「選挙で勝つ」ということの意味や、その手法がわかりやすく理解できる。

小難しいことを考えず、「政治の可能性」をポジティブにとらえることができる名作! 小気味よい風刺とともに、純粋に少年の成長物語としても楽しめる。

中級編(国政)

大和の獅士

『大和の獅士』 鍋島雅治・渡辺みちお / 日本文芸社

日本政界の「if」を通じて、リアルな政治を体感できる

こちらも主人公は代議士の第一秘書 伊達師堂。“ダーティライオン”とも証される敏腕秘書の視線から、国政をめぐる駆け引きを描き出す。この作品の面白さは、実在の政治家を“わかりやすく”モチーフにしながら、ストーリーを展開していることだ。「尖閣」や「TPP」といった問題を扱いながら、緒方市郎(小沢一郎)、大泉恭一郎(小泉純一郎)、石神新一郎(石原慎太郎)、橋上哲(橋下徹)など、現在も政界に強い影響力を持つ人物たち(をモチーフにした人物)が、激論を戦わせる。

もし1993年に緒方(小沢)が自民党を離党しなかったら…という「if」にもとづいた、架空の政治ドラマ。現在の安倍政権の顔ぶれと比較しながら読んでいくのも面白い。もちろん主人公・師堂の胸のすく活躍にも注目だ。

上級編(世界との駆け引き)

加治隆介の議

『加治隆介の議』 弘兼憲史 / 講談社

まさしく政治版「島耕作」!世界を相手に活躍する政治家の姿を描く

政界を目指す、出世ストーリーの楽しさに加え、「PKO」「北朝鮮」「核実験」「米軍基地」といった、世界各国との政治的駆け引きをテーマにしたエピソードを絡めて、広い舞台で繰り広げられるストーリー。

内閣官房長官、外務政務次官、防衛庁長官、外務大臣などの重要ポストを歴任していく過程を読み進めることで、政府の役職についての知識を大まかにたどることもでき、内閣という組織についての理解を深められる。

まとめ

地方選から、世界政治へ。政治家の出世街道をトレースするように『クニミツの政』→『大和の獅士』→『加治隆介の議』と、読み進めていくのも楽しい。

次回の選挙は、今とは少し違う意識で臨めるのでは?

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