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【ビジネスマン必見】お金に困った人が『インベスターZ』を読むべき4つの理由

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今回の記事では、『インベスターZ』について、見所を解説します!

ぶくまるでは、お金のやりくりに困っている方や、お金の勉強が苦手なサラリーマンのみなさんが、『インベスターZ』を読むべき理由を、大きく4点に分けてご紹介します。

作品紹介

インベスターZ

『インベスターZ』 第21巻 三田紀房 / コルク

お金って何だ?
創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!
「この世で一番エキサイティングなゲーム 人間の血が最も沸き返る究極の勝負……それは金、投資だよ。」

『インベスターZ』を試し読みする

1.お金や投資の分かりやすい解説

あなたは、お金の成り立ちや株式投資の仕組みをご存知ですか?もしご存知でない方、即答する自信のない方は、『インベスターZ』を読むことを強くオススメします。

『インベスターZ』は、主人公の財前孝史(中学1年生)が、中高一環の道塾学園の投資部に入部し、3000億円の資産を運用する物語です。「投資部」「資産運用」と聞くと興味を失ってしまう方も多いと思いますが、そんな方でも無問題!貨幣経済の成り立ちや、現在の経済の仕組みを漫画ならではのわかりやすさで、簡潔に解説してくれています。物々交換をしていた人類が、なぜ硬貨を使用するようになり、やがて紙幣を使用することになったのか。作中ではポイントごとに歴史的事件とも絡めて解説してくれます。また、「利食い」と「損切り」などの株式投資の基本用語や、株式会社における「融資」「出資」の違い、為替の基本や資本主義の仕組みやFXなど、「予備知識のない財前が誰かから教わる」という形式を取っているために、初心者でも理解しやすい内容となっています。

「やらない理由」が「知らないから」ではもったいないですよね。資産運用における、そんなハードルを一つ超えるきっかけを与えてくれる漫画です。

2.実名の企業が登場し、その戦略を解説

『インベスターZ』では、実在の企業が登場し、その経営戦略やマーケティングを解説してくれるのも面白いポイント。このような事例研究法をケーススタディと言いますが、本作では適度にケーススタディを挟んで株式投資を描いてくれます。特に面白いのは、現在は株式会社V・ファーレン長崎の社長を務める髙田明さんが設立した「ジャパネットたかた」に関するエピソード。いかにして、「長崎の街のカメラ屋さん」が、一大通販会社にまで成長できたのか。髙田明さんはどんな手法でビジネスを躍進させたのか。そんなケーススタディも描いてくれます。また、「ジャパネットたかた」だけではなく、「スタートトゥデイ(ZOZOTOWN)」「アルソック」「青山商事」「セブン&アイ・ホールディングス」など、実在の企業のビジネス戦略やマーケティング戦略についても触れています。

これらのケーススタディからは、株式投資についてだけではなく、ビジネスの本質や信念、経営戦略についても学ぶことが出来ます。あなたのビジネスにも活かせるヒントが転がっているかも…

3.投資にまつわる格言の数々

『インベスターZ』では、投資の神様とも呼ばれるウォーレン・バフェットや、かの有名なスティーブ・ジョブズ、投資部の部長である神代圭介(高校3年生)、主人公の財前孝史を通して、「投資」にまつわる格言が述べられます。

例えば、神代が話すのはこんな言葉。

「自分の上に法則を置け。法則こそが神!」

「拘りを持てば投資は必ず失敗する」

「人間 欲を持ったら努力するしかない」

「成功と書いてハードワークと読む。なにか事を成す人間は 総じてものすごく働く」

「決断とは”切って離す”ことなんだよ」

これらは、資産運用の上では鉄則のような格言です。

一方で、主人公の財前が話す

「新しい技術で時代は動く。激動の中でチャンスが生まれる。夢や希望はいつだって描いていける」

というセリフは、三田先生から若い読者へのメッセージのようにも感じます。

これらの、心に残る格言が数多く描かれている点も『インベスターZ』を面白くしている所以です。過去の偉人の名言や、『インベスターZ』内の登場人物が語る言葉を咀嚼することで、「巨人の肩に乗る」(先人の知恵を学ぶ)ことをオススメします!

4.現代社会の本質をつく問題提起

『インベスターZ』では、現代の日本社会や経済に対する問題提起もなされている点も、非常に面白いポイントです。例えば国が施した「貯金」という刷り込みに対する問題提起。もともとは終戦直後にインフラを整備するために行われた刷り込みだったはずが、現代社会にも根付いており、「現代の日本人は国に判断を委ねた生活を送っている」と作中で述べられています。これからの時代は、自分を大切にしたいなら資産を投資・運用しなさいと問われます。

また、日本の就活生にも警鐘を鳴らします。社会に出て働くということは、人生そのものへの投資であるはずなのに、そんな人生の損益を決める重要なレースが就活であるはずなのに、多くの人が投資先を闇雲に決めてしまっているのではないか、と述べられています。他にも、宇宙開発の研究を行うリッチーさんが日本とアメリカの違いについて

「要するに ルールを作る国とルールを守る国の違いさ……」

と、宇宙事業へのバックアップの豊富さや投資の規模の違いを語ります。また、がん治療のパートでは、医療界のタブーに踏み込むことも……

もちろん、すべて「日本が悪い」というニュアンスで描かれているわけではありません。

あくまで冷静に現状を分析し、そこから一歩抜きん出ようと試みる精神こそがこの作品の揺るがない視点です。現代でビジネスをする多くの人にとって、気づき・やる気の着火剤となるような問題提起が多いはずです。

最後に

いかがでしたか?『インベスターZ』は常に主人公の財前が好奇心を持って「仮設⇒検証」を繰り返しながら成長しており、その姿はまさに理想的なビジネスマンそのもの。投資をしない人であっても、この漫画から学べることは数多いのではないでしょうか。巻末の記事として、ベンチャー企業の代表取締役や大学教授のインタビューも掲載されており、読み応えは申し分なしの『インベスターZ』

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