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書店員が選んだ「本当に面白い漫画・本」をご紹介!

おすすめ癒し漫画12選【疲れた心がじんわり癒される】

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現代人の生活はストレスと隣り合わせ。でも美味しいものを食べた時、かわいいものに触れた時、体にいいことをした時、人はホッとしてストレスから解放されます。「癒し」を得ることは、現代人にとって生きていく上での必須事項と言っていいのではないでしょうか? そしてもちろん、漫画にも「癒し」の効果が。今回は、読めばじんわりと心をほぐしてくれる、12作品をご紹介します。

猫顔彼氏と明るく素直な彼女ののんびりデートに癒される『オデット ODETTE』

『オデット ODETTE』

『オデット ODETTE』 1〜3巻 日当貼 / フレックスコミックス

人間の体型に頭が猫の猫氏と多恵のほのぼのカップルの日常を描いた『オデット ODETTE』。優しくて、気が利く猫氏は多恵のことをよく分かっていて、彼女がが喜ぶことをさりげなくしてくれます。遅刻されても怒ることなく、多恵の好みの温度に冷ましておいた飲み物をそっと出したり、時には長身を活かして、多恵の手の届かない棚から本を取ってくれたり、王道のイケメン彼氏なのです。言葉をほとんど発しませんが、ちょっとした表情の変化やリアクションだけでも、いかに多恵を大事にしているかが伝わってきます。そんな理想的な彼氏を見上げたら、もふもふの猫の顔でこちらを見つめ返してくれるのだから、その幸福感は言わずもがな。デート中についウトウトして、猫氏に寄りかかって眠ってしまうことも少なくない多恵ですが、猫氏の究極の安心感があってのことでしょう。

そんな多恵も、明るく素直でちょっとドジという、癒し系の女の子。物静かな猫氏を相手に、よく喋り、丸い顔をさらに丸くしてニカッとよく笑い、2人一緒にいる時の彼女は本当に幸せそう。一切の恋愛トラブルとは無縁の2人が、陽だまりのような毎日を過ごす姿を、ただただ平和な気持ちで眺めていられる……それが本作の魅力なのです。

また、多恵と猫氏のデートコースがとっても実用的というのもポイント。映画や夏祭りといった定番から、船上から工業地帯を見て楽しむ「工場見学クルーズ」なんていう変わり種も。週末デートの予定を立てる参考にもなりますよ!

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かわいいキャラクターにほっこり!『ぼのぼの』

『ぼのぼの』

『ぼのぼの』 1〜42巻 いがらしみきお / 竹書房

1986年に連載がスタートした、いがらしみきお先生の『ぼのぼの』。それから30年以上が経ちましたが、今も多くの読者を惹きつけてやまない作品です。漫画は現在42巻まで刊行され、作中の名言を集めた『ぼのぼの名言集』などの関連書籍も。そして、2016年4月から始まった新作TVアニメも継続中。時代を超えた人気を誇る漫画と言っていいでしょう。

主人公であるラッコのぼのぼのをはじめ、シマリスくんやアライグマくん、さらにはぼのぼのの妄想が生み出した“しまっちゃうおじさん”まで、たくさんの森の動物たちが登場する、シュールでかわいい動物漫画。描かれる出来事は些細なことばかりですが、かわいい動物たちの穏やかで何気ない日常は、それだけで読んでいてとても癒されます。しかし、時折彼らが口にする言葉はどこか哲学めいていて考えさせられることもあります。ただただ動物たちの生活だけでなく、そんなところも、この作品が長く愛されている要因なのかもしれません。

動物たちのかわいい姿にくすっと笑えて、哲学的な含蓄もある『ぼのぼの』。未体験でいるのはもったいないですよ。

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中学生の微妙な関係性が微笑ましい『からかい上手の高木さん』

『からかい上手の高木さん』

『からかい上手の高木さん』 1〜5巻 山本崇一朗 / 小学館

中学2年生の西片(にしかた)くんは、隣の席の高木さんにあの手この手で毎日からかわれています。どうにかして仕返ししてやろうと奮闘するのですが、高木さんは常に西片くんの上を行っていて……。思春期の2人のやり取りにニヤニヤしながら癒される作品です。

一般的に中学生の頃といえば、女の子のほうが男の子よりも精神的な成長が早く、ませている時期。2人の会話は、常に高木さんが主導権を握っていて、西片くんは発言の一つ一つに動揺してばかり。たまに反撃に出ても、高木さんに簡単に返り討ちされてしまいます。そのやられっぷりは清々しいほどで、思いっきり顔に出して悔しがる西片くんがかわいい! 高木さんにからかわれては返り討ちされるという、お決まりのパターンが続く様子はとっても平和なのです。

一方、高木さんはそんな西片くんと一緒にいる時間を、心の底から楽しんでいるよう。そして、からかっている時は大笑いしているのに、時折、ドキッとさせられるセリフを繰り出してくるところがなんとも甘酸っぱいのです! 例えば、朝早くの教室で、

「なんか静かな教室で二人っきりだとさー、世界に二人しかいない感じしない?このまま誰も来なきゃいいのにね。」

というセリフ。彼女の小悪魔っぷりにこちらもドギマギしてしまいます。

中学2年という年齢ならではの微妙な空気感が、この作品の一番美味しいところ。西片くんはまだまだ男女の恋愛を分かっておらず、高木さんは2人のどっちつかずの関係性を楽しんでいる様子。同年代にも関わらず大人びた少女と、まだまだ子どもの少年のやりとりを眺めてみませんか?

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干渉し過ぎない距離感が心地いい、父親と娘のリアルな毎日『千と万』

『千と万』

完結『千と万』 全3巻 関谷あさみ / 双葉社

中学1年生の女の子・詩万(しま)と、サラリーマンの父・千広の2人暮らしを描いた『千と万』。作者の関谷あさみ先生は、繊細な心理描写に定評があり、この作品も何気ない親子のやり取りの中に、2人の感情の機微が描かれています。

物語は、詩万が初めての生理を迎えた夜からスタート。親子関係が複雑な時期にさしかかったことが示唆されます。でも、変に意識し合って、ぎくしゃくしてしまったり、詩万が千広を極端に嫌ってしまったりするようなことはなく、たまにケンカもする、普通の親子。そこにはベタベタしない適度な距離感と、仲良しだからこそできるちょっとしたいたずら心があって、何気ない日常のやり取りが読者を癒してくれるのです。

例えば、宅配ピザを取るエピソード。自分で電話して注文するのを嫌がる詩万に、千広は、

「食べたいなら自分で注文しなさい」

と父親らしく言い切ります。しかし、その心のうちは「手伝わない」「その方がおもしろそうだから」と、ちょっとしたからかいも。一方、詩万が本気で嫌がることをしてしまった時はしっかり謝罪し、娘をちゃんと一人の人間として見ているのが、千広のいいところです。

詩万は、ワガママなところも、かわいいところも持つ、等身大の女の子。愛嬌があって、成長を見守りたくなります。学校での片想いのエピソードなど、思春期ならではのちょっぴり切ない展開も。娘の成長を見守る父親の目線、父親を鬱陶しく思い始める思春期の娘の目線、両方から楽しめる作品です。

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健気な男の子とかわいい子供たちの姿にほっこり『学園ベビーシッターズ』

『学園ベビーシッターズ』

『学園ベビーシッターズ』 1〜13巻 時計野はり / 白泉社

物語の舞台は、中高一貫教育の森ノ宮学園。主人公の鹿島竜一は、両親を飛行機事故で亡くし、幼い弟の虎太郎と一緒に女性理事長に引き取られ、学園に転入することになります。赤の他人である竜一と虎太郎を養う代わりに、理事長が出した条件は、授業時間以外は学園の保育ルームのベビーシッターになること。女性教師の子供たちを預かる学園ベビーシッター部の最初の部員として、竜一は働き始めます。

この作品最大の見どころは、虎太郎を含めた、保育ルームの子供たちのかわいさ! やんちゃな狼谷鷹(かみたに たか)や、おませな熊塚奇凛(くまつか きりん)といった二頭身の幼児たちが、竜一を取り囲み、毎日大騒ぎ! 作者の時計野はり先生は、家族や友人、さらに読者の体験談からヒントを得て、エピソードを作っているということで、子供たちのリアクションはとてもリアル。わちゃわちゃとかわいい幼児たちの姿に、ほっこりできる作品なのです。

さらに、竜一やその友達の高校生たちの魅力も。優しくて面倒見のいい竜一は、クラスの女子にも注目される癒し系男子。鷹の兄で、ベビーシッター部員第2号の隼は、目つきが悪く無愛想ですが、弟への愛に満ちています。竜一&虎太郎を筆頭に、それぞれの兄弟や家族間で描かれる絆のドラマには、思わずホロリとさせられることも。アニメ化も決定し、注目度はますます上がること間違いなしです。

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中学生巫女と人語をしゃべるクマのほのぼの田舎暮らし『くまみこ』

『くまみこ』

『くまみこ』 1〜8巻 吉元ますめ / KADOKAWA / メディアファクトリー

人里離れた山奥の神社で一緒に暮らす、中学生で巫女でもある女の子・まちと人の言葉を喋るクマのナツ。そんなファンタジックな設定でありながら、2人の生活や会話はとっても現代的。素朴でかわいい巫女と、もふもふのクマという、メインキャラの両方が優れた癒し要素を持った作品です。

まちは、何もない村の暮らしに飽き飽きしていて、都会の高校に進学したいと願っています。しかし、自分が田舎者であるとのコンプレックスが激しく、町に服を買いに行くことすらできないことに加え、炊飯器も操作できない極度の機械オンチ。一方、ナツはIT機器を使いこなし、情報やトレンドにも精通している文化的なクマなのです。

時にはケンカもするけど、2人はまちが幼かった頃からの仲良し。一緒に川に釣りに出かけたり、ナツのふかふかのヒザを借りて、まちが寝入ってしまったり、のどかでほのぼのとした2人の山暮らしを見ていると、心が癒されます。まちの巫女衣裳もキュートで、たまにあるお勤めとして真面目に神楽を舞う姿は、普段の彼女とは違って見え、そのギャップがとても良いのです。

さらに、「ユニクロ」や「ビレッジヴァンガード」といった実在の店の名前が頻出するのも、この作品の面白いところ。2巻では、まちが自分が服を買える店である「しまむら」のウンチクを披露。あまりにも細かすぎるまちの解説は、ファンの間で話題になりました。2016年にはアニメ化もされた人気作。巫女とクマのカントリーライフを堪能してください。

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田舎で暮らす少女たちの笑顔が詰まった『のんのんびより』

『のんのんびより』

『のんのんびより』 1〜12巻 あっと / KADOKAWA / メディアファクトリー

生徒が5人しかいない、田舎の分校を舞台にした『のんのんびより』は、女の子たちののんびりとした日常に癒される作品です。

東京から、旭丘分校に転校してきた小学5年生の一条蛍。彼女にとって、分校の様子や田舎での暮らしは、初めて体験するものばかりでした。小学1年生の宮内れんげから、中学3年生の越谷卓(すぐる)まで、5人の生徒が同じ教室で学び、しかも、先生はれんげのお姉さんという、のんびりした環境。卓のすぐ下の妹・越谷小鞠は小柄な中学2年生。そのまた1つ下の越谷夏海は元気な中学1年生。都会からやってきた蛍にみんな興味津々で、蛍はすぐに打ち解けます。

家に鍵を掛けたことがないとか、バスは5時間に1本とか、一番近くの“お店”は野菜の無人販売所とか、田舎らしさを味わいつつ、友達と仲良く過ごしていく蛍。田植えを手伝ったり、神社で肝試ししたり、朝のラジオ体操の後に、友達の家にお邪魔して一緒にご飯を食べたりと、都会の子供には簡単に体験できないことばかりで、1つ1つのエピソードが本当に楽しそうなのです。

女の子たちが楽しそうに日々を送る日常系の漫画は数多いですが、田舎暮らしのディテールや、様々な年代の子が机を並べる分校ならではの学園生活は、この作品でしか味わえない要素。2期アニメ化がされていますが、さらに3期目が決定した注目の人気作品です。

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衰退していく世界の穏やかな日々を噛みしめる『ヨコハマ買い出し紀行』

『ヨコハマ買い出し紀行』

完結『ヨコハマ買い出し紀行』 全14巻 芦奈野ひとし / 講談社

『ヨコハマ買い出し紀行』は、10年以上前に連載が終わっている作品ですが、今も多くの読者を魅了し続けています。物語の舞台は、「夕凪(ゆうなぎ)の時代」と呼ばれる近未来の日本。主人公のアルファは丘の一軒家に暮らしていて、そこでカフェを営んでいる女性型のロボットです。

店の珈琲が切れると、バイクでヨコハマに買い出しにいくアルファ。その道は荒れ果て、草も伸び放題で、人影もまばら。温暖化の影響で上昇した海は沿岸部の街を飲み込んでいて、都会であるはずのヨコハマも様変わりし、日本にはかつての繁栄がなくなってしまったことが、すぐに分かります。「夕凪の時代」とは、人々が穏やかに滅びの時を待つ時代なのです。

そんな時代でありながらも、日々の生活を大切にしている人々。歳を取ることのないアルファは、周囲の人たちと交流しながら、彼らが次第に歳を取り、いつしかいなくなるのを見つめ続けます。それは切ないことですが、一方で、人と人が争うこともなく、世の中が大きく動くこともなく、ただただ穏やかに過ぎていく日々が、私たち読者には現実では得がたい、貴重なものに見えてくるのです。

世界がどうなっているのか、過去に何があったのか、作者はほとんど説明を加えません。物語の中に潜む、たくさんの謎や不思議について気になってしまうこともありながら、全14巻を流れ続ける静かな時間に癒される……。それが『ヨコハマ買い出し紀行』という作品です。

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色鮮やかな南国の海と空、明るい女の子たちのやり取りに癒される『りとうのうみ』

『りとうのうみ』

完結『りとうのうみ』 全1巻 たかみち / ワニマガジン社

色鮮やかなデジタル作画で人気のイラストレーターで漫画家のたかみち先生が描く、海と空と島の暮らし。フルカラーによる『りとうのうみ』は、それぞれのコマに描かれた美しい風景を、いつまでも眺めていたくなる作品です。

南国の海に浮かぶ架空の島・那間古(なまこ)諸島。島民向けのダイビングサービスで働く、18歳の女の子・小波間海(こはま うみ)が主人公です。島の子供が離島に忘れた海パンを、小舟で一緒に回収にいったり、珍しく都会からやって来た3人組の女の子を相手にダイビングのインストラクター助手を務めたり、ダイビングサービスのウェブサイトのためのモデルを務めたり、そんな海のなんでもない日々が描かれていきます。

島民たちはみんな素朴でいい人。海をはじめ、女の子たちはみんな明るくて魅力的です。そんな人たちが織りなすドラマにもほっこりさせられるのですが、なんといっても真っ青な海! そして空! こんな風景の中で平穏な毎日を送っている海たちが、うらやましくなってきます。

各話の間には、ダイビングサービスの店長が作った写真集という設定の、女の子たちの決めポーズが並ぶイラスト集も。どこまでも青い海と空に癒され、女の子たちのほのぼのとしたやり取りにさらに癒される、お得な作品なのです。

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香川を舞台に、狸の子供とのゆったりした日々『うどんの国の金色毛鞠』

『うどんの国の金色毛鞠』

『うどんの国の金色毛鞠』 1〜9巻 篠丸のどか / 新潮社

主人公は、東京から地元・香川に戻ったウェブデザイナーの俵宗太。最初は、父親が亡くなり無人になった実家を片づけに、有給を取って帰っただけだったのですが、そこでの意外な出会いが彼の人生を変えていきます。

宗太の実家は地元で有名だったうどん屋。帰宅した宗太が、何気なく厨房の釜を開けてみると、そこには小さな男の子が眠っていました。身元不明のその子の正体は、人間に化けたタヌキ。突拍子もない出来事に戸惑う宗太でしたが、家に居着いてしまったタヌキをポコと名づけて一緒に暮らし、次第に仲良くなっていくのでした。久しぶりの実家を味わい、家族や友人との香川での思い出が脳裏に蘇った宗太は、すぐに東京に戻ろうと思っていた気持ちに変化が……。

とにかく子供に変身したポコも、モフモフの毛に包まれたタヌキのポコも、どっちもかわいい! また、宗太の実家は縁側や庭がある昔ながらの日本家屋で、田舎暮らしの風景にもほっこり。そこに家族や友人との心温まるドラマも楽しめます。全方面からの癒し効果に浸っていると、思わず香川にも行ってみたくなる作品です。2016年10月にはアニメ化も。そちらでも、金色モフモフのポコが愛らしく動き回っていました。

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マシュマロ好きのおじさんとOLのおかしな恋のやり取りが楽しい『おじさんとマシュマロ』

『おじさんとマシュマロ』

『おじさんとマシュマロ』 1〜4巻 音井れこ丸 / 一迅社

日下(ヒゲ)という名前の中年サラリーマンと、後輩OL・若林伊織が繰り広げる恋愛コメディ『おじさんとマシュマロ』。若林がどれだけ積極的にアプローチしても、全く気づく様子のない日下さんの天然さと、マシュマロ好きというかわいい設定に癒される作品です。

年下のOLに愛されるおじさんだから、日下さんはどれだけステキな男性かと思えば、お腹がぽっこりと出た、標準よりも太り気味の中年体型。形のいいヒゲは確かにダンディで、物腰も柔らかな紳士ですが、外見でモテるタイプではありません。一方、若林は化粧をして髪を下ろすと誰もが認める美人ですが、普段は化粧っ気なしの簡単ポニーテールで、「○○っす」が口グセの、ちょっと変わった女子。若林は、日下さんが大好きなマシュマロを使って、あの手この手で手中におさめようと画策します。口移しで食べさせようとしたり、焼きマシュマロの香ばしい匂いで誘い出したり……。さらに若林は、日下さんに意識してもらおうと下ネタを言ったりするのですが、そこは天然の日下さん。全然伝わらないのです! こんな2人が同じ会社にいたら、さぞかし面白いだろうなあと思わせてくれる作品です。

また、たまに出てくる、日下さんのマシュマロ工場見学エピソードも和めます。この作品も2016年にアニメ化。おじ萌え女子たちの心を掴みました。

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ブッダとイエスの仲良しぶりに和む『聖☆おにいさん SAINT☆YOUNG MEN』

『聖☆おにいさん SAINT☆YOUNG MEN』

『聖☆おにいさん SAINT☆YOUNG MEN』 1〜13巻 中村光 / 講談社

20世紀末を無事に乗り越え、ひと仕事を終えたブッダとイエスが、東京・立川で下界での休暇を堪能。2人の聖人が繰り広げる、ユルくも知的な笑いが人気を集める作品です。

ワンルームのアパートに同居し、Tシャツ姿で慎ましい暮らしを送るブッダとイエス。ブッダが徳の高いことを言うと後光が差してしまうから、夜は言ってはダメとか、イエスがプールで精神統一すると、モーゼが海を割ったように水が真っ二つになるとか、聖人ならではのギャグが飛び出します。キリスト教や仏教に詳しいとさらに楽しめるネタも盛りだくさんですが、知らなくても2人のやり取りは十二分に楽しめます。巻が進むと、薬師如来や地蔵菩薩、マリアや十二使徒といった、それぞれの有名な関係者が続々と登場して、立川は、聖人たちでどんどん賑やかになっていくことに。

その中心にいるブッダとイエスは、常にマイペース。聖人なので、2人が交わす言葉は穏やかで、和ませられます。時折聖人らしい言動も出てきますが、2人がやっていることは、基本的に普通の現代人と一緒。というか染まりすぎなぐらい! どこに行くにも一緒で、その仲の良さは、癒し効果抜群です。

2013年に公開されたアニメ映画版では、ブッダの声を星野源さん、イエスの声を森山未來さんが担当。原作のハイセンスな雰囲気が、そのまま映像になっていました。さらに現在、俳優の山田孝之さんが初プロデュースする実写ドラマが進行中とのニュースも。ブッダとイエスの“最聖コンビ”の活躍は、まだまだ続きそうです。

『聖☆おにいさん SAINT☆YOUNG MEN』を試し読みする

最後に

疲れて帰ってきた夜や、仕事から解放された週末に、アニメや漫画で癒されたい人は、きっと多いのでしょう。また一方で、癒し漫画のキャラクターたちの穏やかなコミュニケーション術は、実用的な一面も。ついついイライラした時、漫画を読んで、あのキャラならどうするかな? など考えてみたり、キャラたちの日常に思いを馳せてみたりするのもいいのではないでしょうか。

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