ぶくまる – 書店員おすすめの漫画・本を紹介!

書店員が選んだ「本当に面白い漫画・本」をご紹介!

おすすめ育児漫画9選【子育てあるある・爆笑・感動たっぷり】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

child-care-comic

嬉しく楽しいことも多いけれど、何かと一人で抱えてしまいがちな育児の問題。でも、世の中には、同じ悩みを抱えているママたちもたくさんいるんです。

今回は、育児のあるあるネタや爆笑エピソードから、共感多数のコミックエッセイ、著名漫画家の子育て方法まで、読むと笑えて泣けて前向きになれる漫画を、9作品ご紹介します。

妊娠から出産に至るまでを漫画で読みたい方は、妊娠・出産漫画7選の記事もチェックしてみてくださいね。

予想外すぎるごっちゃんとの日々に爆笑必至!『ママはテンパリスト』

ママはテンパリスト 1

完結『ママはテンパリスト』 全4巻 東村アキコ / 集英社

東村アキコ先生と、おっぱい大好きな息子・ごっちゃんとの実録漫画。初めての育児で毎日テンパりまくりの東村先生が、日々発生するアクシデントや珍事を、おもしろおかしく描写しており、育児の息抜きにはもってこいの作品です。ごっちゃんの予想外の行動が、東村先生ならではの感性で表現されており、笑いをこらえていても思わず噴き出してしまうこと必至。子育て中の方が「ウチでもあったあった」「これ分かる!」「ウチの子もやりかねないなぁ」といった感想を抱くエピソードも多いはず。

第1巻のあとがきによると、東村先生は「育児に関するハウツー的な情報を一切描かない」と決め、「自分の子の観察日記」として本作を描いたそうです。だから、こんなにも理屈抜きで笑えて楽しめるのですね。細かいことは気にせず、ストレスを発散したいママさんに、おすすめの1作です。

『ママはテンパリスト』を試し読みする

育児の大変さに共感。ママにもパパにもおすすめ『たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記』

たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記

『たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記』 1~2巻 ナナイロペリカン / マイナビ

人気育児ブログ「たまご絵日記」がコミックエッセイ化。第4回すくパラブログコンテスト子育て部門最優秀賞も受賞した人気作です。

ナナイロペリカン先生は、育児について

「つい先日までただの若造だった人が いわば経験ゼロで社長に就任したようなもの」

と表現しています。子どもの命を預かる責任重大な仕事だけど、そもそもやったことがない……。だから毎日、プレッシャーに押しつぶされそうになるのです。

夜泣きでなかなか寝られない日々が続くなか、夫は隣ですやすや。

「育児もいいとこどりだよ まったく…」

の一言には、共感するママも多いのではないでしょうか?

本作はぜひ、夫婦で一緒に読んで、パパにも育児の大変さを実感してもらいたいところです。巻末の「とおちゃんから読者の皆様へ」は、パパなりの本音が垣間見えて、なるほどと気づかされるところもありますよ。

『たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記』を試し読みする

売れっ子漫画家のママと、イクメン主夫のパパ『おにぎり通信~ダメママ日記~』

おにぎり通信~ダメママ日記~ 1

『おにぎり通信~ダメママ日記~』 1~2巻 二ノ宮知子 / 集英社

『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生が描く、ふたりの男の子の子育て日記。二ノ宮先生自身のダメママっぷりに焦点をあてています。育児への関わり方がイクメンのパパと対照的で、もはや子どもから見た立場が逆転しています。子どもを連れて授乳室に入った時には、「パパがいいーー!!」と泣き叫ばれる始末……。その光景はさながら、『のだめカンタービレ』の、ダメな「のだめ」と、できる「千秋」を見ているかのようです。

これを読んで、「育児ってこんな感じでもいいんだ」と、肩の力が抜けて安心する方もいらっしゃるのではないでしょうか。ちょっと変わってはいるけれど、一つの育児の形を知ることができる作品です。

『おにぎり通信~ダメママ日記~』を試し読みする

育児のタブーに切り込む!苦しむママの救いになる『ママだって、人間』

ママだって、人間

完結『ママだって、人間』 全1巻 田房永子 / 河出書房新社

話題作『母がしんどい』で、実母との苦しい関係を描いた田房永子先生。本作では、一児の母として、妊娠・出産・産後のリアルな姿や思いをつづります。まさに身を削って描いたようなこの作品、語られる言葉も刺激的で、グサグサ刺さったり、共感したり。

「私の人生はおとといで終わったんだ これからのマリオネットの生活が本当の人生なんだ」
「(『大変でしょ』とは)『母親は一種類のみ』って前提の言い回し」
「彼らと話してると息苦しくなった 彼らの話す『俺の奥さん』があまりにも都合がいい女だからだ」

このように、出産後に「母親」という枠にはめられた違和感が、田房先生ならではの言葉で表現されています。

時に笑いを挟みながら、鋭い視点で語られる本作ですが、最後の2ページであなたは涙してしまうかもしれません。夫婦のあり方を深く考えさせられる作品でもあります。

『ママだって、人間』を試し読みする

「抱きしめたい」その理由に涙がホロリ『ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記』

ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記

完結『ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記』 全1巻 moro / 主婦と生活社

アメブロの人気育児ブログ「moroの家族と、ハンドメイドと。」を元に書籍化された本作は、自閉症児の育児について、マンガとテキストでつづっています。作者の長男・こもたろ君の、あかちゃん時代から6歳までの成長過程を描いている本作は、一般の方が自閉症について知るためにも、読んでいただきたい作品です。

ほんわかした絵柄と雰囲気で話が進みますが、内容は自閉症の子どもとの接し方に日々奮闘するmoroさんの隠れた苦労や、周囲の自閉症に対する理解の温度差なども描かれており、考えさせられることも多いです。作品タイトルが「ぎゅっと抱きしめたい」なのはなぜか、その本当の理由は本編を読むと分かりますが、思わず涙腺が緩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

子育てそのものだけでなく、社会との関わり方という意味でも、学びの多い作品です。

『ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記』を試し読みする

育児のネガティブ妄想に共感して笑える『あかちゃんのドレイ。』

あかちゃんのドレイ。(1)

完結『あかちゃんのドレイ。』 全6巻 大久保ヒロミ / 講談社

「ドレイ」とカタカナで表記されているものの、よく見るとドキッとするタイトルの本作。中身も同様、きれいごとではない育児の実態についても触れていますが、「育児がこんなに大変だなんて思わなかった!」という思いが、おもしろおかしく描かれていることで、とても楽しく笑える漫画になっています。

「生まれたばかりの女王が統治する2LDKのヒヨコ王国」という設定が非常に面白いです。当然、国民(かつドレイ)はママとパパ。時折、隣国からジジババが貢ぎ物を持って訪れるのは、よく見られる光景ですよね。

「わたしはぜったい育児ノイローゼになる自信がある!!」と、基本的にネガティブ発想からスタートする大久保先生のエピソードには、子育ての苦労を感じているママにとって、共感するところも多いのではないでしょうか?

豊かで目まぐるしく変わる赤ちゃんの感情と、それに翻弄される母の様子は、冒頭でご紹介した笑える育児漫画『ママはテンパリスト』と通ずるものもありますが、育児に対してポジティブになりきれないお母さんたちには、この作品もぜひ読んでいただきたいです。

『あかちゃんのドレイ。』を試し読みする

男性必読!あの吉田戦車先生の育児が描かれた『まんが親』

まんが親(1)

『まんが親』 1~4巻 吉田戦車 / 小学館

吉田戦車先生&伊藤理佐先生という、漫画家同士の結婚・育児を描いたコミックエッセイ。

吉田先生の代表作『伝染(うつ)るんです。』の、あのシュールな感じからは想像しにくいかもしれませんが、しっかりと吉田テイストを残しつつ、育児というテーマを男性目線・父親目線から描いた貴重な作品。イクメンは読むと共感することも多いのではないでしょうか。エピソードの端々からは、吉田先生の妻子に対する深い愛情も感じられます。

また、妻であり母でもある伊藤理佐先生のコラムも収録。女性・母親としての言い分や思いも同時に分かって興味深いですよ。

『まんが親』を試し読みする

西原理恵子先生の代表作!泣ける育児漫画『毎日かあさん』

毎日かあさん 1巻 カニ母編

『毎日かあさん』 1~9巻 西原理恵子 / 毎日新聞出版

人気漫画家・西原理恵子先生の実際の育児エピソードをもとに描かれた本作。その内容が評価され、文化庁メディア芸術祭賞(2004年)や手塚治虫文化賞(2005年)など、数々の賞を受賞し、実写映画化もされています。

日常の何気ないやりとりが笑いと共に描かれていますが、それぞれのエピソードから、西原理恵子先生がどれほどのパワーを子供たちから得て、どれほどのパワーを子供たちに与えているかをまざまざと見せつけられます。そして、4巻の最後に訪れる大きな出来事の際、西原先生が子供たちに対して表現した想いには、思わず目頭が熱くなります。

誰よりも子供を、家族を、しっかりと見つめている西原先生の愛情をひしひしと感じる作品です。

『毎日かあさん』をチェックする

働くママから共感の声多数!『働きママン』

働きママン 1年生

『働きママン』 1~4巻 おぐらなおみ / KADOKAWA / メディアファクトリー

育児と仕事の両立に頑張るママたちの姿を描いたコミックエッセイです。保育園での予想外のトラブル、夫の協力度合い、同僚との関係など、働くママには悩みがたくさん。そんなママたちの共感を集める本作です。

登場するママも、とにかく日常に奮闘する「ガンバリママン」、すでに子供は高校生で子育ては一段落の「センパイママン」、面白くてしっかり者の「シッカリママン」、女手一つでたくましく育児をこなす「シングルママン」、外資系IT企業に勤め、仕事も育児も完璧主義の「カンペキママン」とバラエティー豊か。どのママンに共感を覚えるかは、読者であるあなた次第!

『働きママン』を試し読みする

最後に

もし、子育てに少し疲れてしまったり、孤独を感じてしまったりしたら、育児漫画で気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。子どもに対する愛情や、子育ての喜びを再確認できたら、明日からの育児に、少し前向きになれるかもしれませんよ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

こちらもおすすめ

婚活の参考に!笑って前向きになれる、おすすめ婚活漫画8選
『うつヌケ』田中圭一が読んだ“キッカケ本”4冊
食糧は現地調達!って本気?『ダンジョン飯』感想解説|鷹野凌の漫画レビュー
水木しげるさん追悼・貸本まんが復刻版『墓場鬼太郎』感想解説|鷹野凌の漫画レビュー
独特の動物目線が面白い!おすすめの犬&猫漫画4選
#ハッシュ本 まとめ②「5kg分の本」がもらえるなら何がいい?【三省堂書店×BookLive!】